こんにちは!ボンチョコです。
今回は8ビート基本パターン+1小節フィルイン!!
はじめに
8ビートの基本パターンと1小節のフィルインでの練習帳となります。全8パターン+3つのフィルインのみフレーズの構成で、1日1パターンを8日間といった形でお届けします。
これらがしっかり出来れば、ドラミングの幅はかなり広がると言えますね。確実に抑えていきたい内容となっているので、最後までご覧頂き、実践して頂けたらと思います。それではいってみましょう!!
1日目
1日目の練習パターンです。前半の8ビートパターンは最終日まで変わらないので、自信のない場合はまずこれだけ集中して練習しておきましょう。
後半のフィルインは16分の基礎的なフレーズが並ぶものとなっています。基礎練習でもお馴染みのものですね。
ベードラ(足部分)は踏んでも踏まなくてもOKです。テンポキープに自信のない場合はしっかり踏んでおいた方が良いでしょう。
フレーズの手順はオーソドックスなRLRL(右左右左)で、4回繰り返すことで1小節が完成します。アクセント記号なども無いので、しっかり同じ強さで叩くように意識しましょう。利き腕でない方は叩きが弱くなってしまいがちなので注意が必要です。
譜面の2小節を何度か繰り返していきます。1分なら1分、5分なら5分と時間を決めておくと効率が良いですね。
練習にはメトロノームは必須
全ての練習にはメトロノームは必須です。テンポキープの為としては当然として、「まわりの音をちゃんと聴く」練習にもなります。
音楽は多くの場合、自分だけで演奏することはありません。ドラマーなら尚更かと思います。ギターやベース、ボーカルなどのメンバーの音や声を聴きながら演奏していくことになります。
メトロノームを「伴奏者」と考えて、自然に周りの音を聴きながら演奏出来るよう、感覚を養っておきましょう。もしかするとメトロノームは、一番最初に出会う「バンドメンバー」と言えるかもしれませんね。
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練習時間をある程度決めておく
練習時間は事前にある程度決めておくと良いかと思います。
例えばこの1日目の練習を2時間ずっとやると決めたら、それに沿って「段階」も決められます。テンポ(速さ、bpm)を少しずつ変えてやっていくなど、同じ練習でもやり方が変わっていきますね。逆に5分だけやるならテンポは変えず、ずっと同じ事を繰り返した方が練習になると思います。ドラムに触れる前に、ある程度計画を立てておくようにしましょう!
2日目
2日目のフレーズも16分の基礎的なものとなっています。同じものの繰り返しなので、しっかりカウントをしながら練習していきましょう。譜面の中で今どこを叩いているかを理解しながら叩くことが重要です。カウントをしながら叩くことで、譜面の位置も確認することが出来ますよ。ベードラは今回もあっても無くてもOKです。
カウントの重要性
「ワン、ツー、スリー、フォー」または「いち、にー、さん、しー」のように拍を数えてあげることをカウントといいます。ドラムだけでなく、楽器をやる上で非常に大切な要素で、練習の段階からクセにしておくと非常に役に立ってきますよ。最初は難しいですが頑張って慣れていきましょう!
ドラマーは曲始めにカウントをする必要がある
ドラマーが曲に入る前に、スティック同士をカツンカツンと当てているのもカウントですね。必ずしもドラマーがやらなければならない事は無いのですが、音の存在感や他楽器の兼ね合いで、ドラマーがやる事が多くなりますね。
曲入りの際のカウント方法は様々ですが、とりあえず2つ覚えておけば良いと思います。一つは2小節にまたがってカウントする方法で、「ワン、、ツー、、」「ワン、ツースリー、フォー」というような方法ですね。1小節目のカウントはワンとツーのみ。ワンの後は一拍休み、ツーでまた一拍休むという感じです。2小節目でワン、ツー、スリー、フォーといきますが、最後のフォーは言わない事がほとんどです。フォーを言ってしまうと、曲に入っていきにくいという側面があります。これは実際に試してみたら分かりやすいかなと思いますね。テレビのCM明け5秒前~~みたいなのを見ることがありますが、あれも最後の1秒前は何も言ってないはずです。
もう一つは1小節のみで「ワン、ツー、スリー、フォー」のみのカウントですね。シンプルですが、曲に入るまでが短くなるので注意が必要です。じっくり溜めてカウントをしたければ前者、すぐにサッと曲に入りたい時は後者となる場合が多いです。後者の場合は最後のフォーを言うケースが出てくることがあります。完全に感覚の問題でもあるので、経験していかないと仕方ない部分もありますね。事前に一緒に演奏する人と打ち合わせておくのもありかと思います。いざという時に選択をしていけるよう、練習の段階からしっかり意識しておくと良いですね。
3日目
3日目も16分の基本的なフレーズとなります。1日目、2日目のフレーズもそうですが、これらのフレーズを抑えておくと応用が効きます。繰り返し練習して、確実にものにしていきましょう。前項でもあったカウントもしっかりしながら練習していけると良いですね。
フレーズを音で覚える
フレーズを音で表すと覚えやすいです。例えばこの譜面なら「タカタ」になります。カウントの代わりに音を言いながら叩くといった感じですね。案外バカに出来ない練習法で、音を言えないフレーズは叩く事が出来ないといっても過言ではありません。イマイチ叩けないと思ったら、一度フレーズを「歌ってみる」のも良いかもしれませんね。
4日目
4日目のフレーズで基礎的なものは最後となります。音で表すと「タタータ」で、基礎的なフレーズの中では、一番とっつきが悪いと言えるフレーズかもしれません。まだ習得していない場合は、前項で挙げた音を言いながら叩く練習をしてみましょう。フレーズが叩けてからメトロノームの出番で良いと思います。一気にやると嫌になってしまうので、一つ一つ積み上げていく感じでいきたいですね。
練習からしっかり叩く癖をつけておく
練習からしっかり叩くようにする事はとても重要です。練習だからと軽く流して叩いたり、手を抜く事はダメということですね。
練習でしっかり叩けない事は、いざという時には絶対に出来ません。一発一発を大切に。短い時間でも良いので、集中して練習するようにしましょう。
5日目
5日目からは応用編となります。4日目までで練習したフレーズを組み合わせています。各フレーズの手順は同じなので、一度叩いてみましょう。叩けないものがあれば、前項へ戻ってやり直してみてください。難しく見えますが、4日目までのフレーズが叩ければ必ず出来るはずです。根気良くチャレンジしてみてくださいね。
6日目
6日目のフレーズです。とにかく4日目までのフレーズありきと言えますね。フィルインの前半部分の組み合わせは定番で、色々な所に出てくるし使いやすいです。今回は1小節のフィルインとして紹介していますが、2拍だけ、3拍目までなど、分割しても使えるようにしておくと便利ですよ。また、譜面はスネアのみでのフィルインで書いていますが、ドラムセット全体にあてはめていけると、更にドラミングの幅は広がっていきます。譜面通りに出来るようになったら、ハイタムやフロアタムに派生していくと良いですね。
7日目
7日目の譜面です。使用しているフレーズはこれまでと同じなので、フレーズの形や手順に注意して練習していきましょう。また、紹介している譜面以外でも、フィルインの順番を自由に組み換えて練習してみてください。自分で考えて練習すると、効率がアップして物事が習得しやすくなりますよ!
8日目
最終日の譜面です。7日目までと比べて難易度に特に変わりはありません。ここまでやってきたことを試す意味で取り組んでみてください。
ここまで来たら1日目に戻ってみましょう。この8日間の事をしっかりと理解出来ていれば、1日目は簡単すぎると思うはずです。2週目からはタム類や足もフレーズに取り入れて、退屈しない練習をするようにしていきたいですね。次項のおまけや、本ブログの他記事も参考にしてみてください。ひとまず8日間お疲れさまでした!!
おまけ
おまけはフィルイン部分のみの紹介です。一つ目と二つ目はタム類を使用したもの、三つ目はシンコペーションを使用しています。
ドラムセット全体を使う練習
スネアの上に位置している音符がハイタム、スネアの下にあるものがフロアタムとなります。一般的にハイタム→フロアタム→バスドラの順に音が低くなります。移動のし易さはもちろん、音の高低に気を配りながら叩くのも大切ですね。ドラムセット全体を使う事で色々な気づきがあるはずです。単調な練習にならないよう、考えながら練習していきましょう。
シンコペーションの導入
シンコペーションは詳しく説明すると長くなるので省略し、ここではいわゆる「タイ」のようなものとして考えます。音符と音符の間に線があり、線がかかっている後ろは叩かないという感じですね。
注意点はシンコペーションによって叩かない部分が出てきても、手順は変わらない点です。譜面に手順を書いていますので確認してみてください。後は音で確認も忘れないようにしたいところです。
例えば2拍目であれば本来なら「タタタ」ですが、シンコペーションにより先頭は叩かないので「ンタタ」と表現します。休符を「ン」とすることで、休符を巻き込んで歌うことが可能となります。休符は休みですが、あくまでフレーズの一部と扱うことが大切というわけですね。
おまけはあくまでおまけですので、8日目までのフレーズがこなせた後に余裕があればチャレンジしてみてください。
さいごに
いかがだったでしょうか?今回は8ビートの基本パターン+1小節フィルインというテーマでした!!
繰り返し繰り返し練習して、自分のものにしてくださいね。練習頑張っていきましょう!
それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました!!